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☆2011年2月23日☆
[ いじめから子供を守ろう! メールマガジン ]
★いじまもWISDOM No.73★
☆今週は、「プロの矜持」と題してお届けします。o(^_^)o
■□「塾の先生に質問しなさい」□■
先日、ある個人塾の経営者から、唖然とする話を聞きました。
塾生の一人が、中学校の数学の教師に、数学の問題についての質問をしたところ、「君は、○○塾に通ってるんだろう? それなら、塾の先生に質問しなさい」と言われた、というのです。
塾の経営者は、「喜んでいいのかどうか、複雑な心境だ」と苦笑いしていました。
学校というのは、勉強することを教えてくれる場所だと思うのは、今や「見当違いの思い込み」だというのでしょうか?
こんなにあっさりと、しかも、自分が教室で預かっている生徒に面と向かって堂々と、塾に「降参」してしまって良いのでしょうか?
ある意味、その先生は正直なのかもしれません。自分が教えるより、塾の先生に教えてもらった方が生徒の成績が上がると自覚していて、生徒のためを思って「塾の先生に教えてもらいなさい」と言ったのかもしれません。
しかし、生意気盛りの中学生にしてみれば、「なんだ、この先生はこんな問題も分からないのか。頭が悪いのかな。信頼できないな」と思うのではないでしょうか。
先生に対する信頼感が持てなければ、その先生が授業で教えることにも信頼ができないし、「ここはきちんと覚えるように」と言われても、「本当に覚える必要があるのかな?」と、疑問を持つのではないかと思うのです。
先生を信頼して、好きになれなければ、その先生の授業を真面目に受ける気が起きてくるはずもありません。
「学級崩壊」と聞くと、公共の場でのルールが守れず、マナーが身についていない“問題児”が引き起こすようなイメージが根強いのですが、実は、先生への信頼感を持てず、「勉強は塾でできるし、塾の勉強で疲れてるから、学校では遊んでた方がトク。遊んでても先生は怒らないし」と、先生を侮っている“頭のイイ子の反乱”ではないのでしょうか。
■□「プロの矜持」を持て□■
「いじめ」の問題でも、クラス内でのいじめに気づかないか、あるいは、気づいているのに、見てみぬふりをする教師の弱腰を見抜いている“頭のイイ子”が中心になることが増えているようです。
「いじめ」問題にきちんと対処できない学校の先生たちは、「仕事が多くて忙しい」と言い訳をしますが、塾の先生も、数十人の生徒の状態に目を配り、保護者とも緊密な連絡を取り、講師たちの勤務状況や教室経営の管理をし、さらに自分自身が受け持つ授業の予習を時間をかけてやっています。
給料や月謝をもらって働いている人たちは、それ相応に「忙しい」のです。「忙しい」ことを、仕事が満足にできないことの言い訳にするのは、卑怯ではないかと思います。
冒頭の話に戻りますが、生徒から自分の専門の科目で質問されたら、逃げずに受けてたって欲しいものです。
もし、本当に分からないとしても、「今すぐには答えられないけれど、きちんと調べて、後で教えてあげるよ」と言って欲しいと思うのです。
そうすれば、子どもたちも、「この先生は、真面目に自分のことを受け止めてくれている」という信頼感や安心感を持てるはずです。
自分と関わる大人が信頼できるかどうか、好きになれるかどうかは、子供の生活、大きく言えば人生の方向性にまで、強い影響を及ぼすものです。
学校の先生は、そのことをしっかりと認識して、「人育てのプロ」としての矜持を持っていただきたいのです。
理想を言えば、やはり「聖職者」として、子どもたちに尊敬される人間になることを、日々、目指していただきたいと願っています。
担当:こみや なおこ
☆[いじめから子供を守ろう! メールマガジン] 2011年2月2日☆
[いじめから子供を守ろう! メールマガジン]
★いじまも NOW★
☆テレビドラマ「スクール!!」なかなかのものです。
■□実際の教育現場を知っていただくために□■
教育への危機感が根底にあるのか、今年は学校を舞台にしたドラマが流行っています。
その中のフジテレビ系で「スクール!!」という連続ドラマを御覧になった方も多いことでしょう。
私としては、「うーん、よく描いている。内容もおもしろいけれど、この現代の学校の姿を多くの皆さんに知っていただく良い機会ができた」と感心した次第です。
これだけいじめが発生している環境要因がよくわかるからなのです。
舞台は、スカイツリーが見える新宮小学校。
都内でありながら、少子化の影響で各学年は一クラスしかない。
ここに民間人校長・成瀬誠一郎(江口洋介)が着任する。
前職は、ゼネコンでトンネル工事の現場監督の熱い校長だ。
そこには、あまりにも変わった小学校が存在したのです。
特に第一話には、このようなエピソードが表現されていました。
1 子供たちを一律に「さん付け」することを強制する教師。
2 朝礼で、許可を求めることなく、勝手に座り込む生徒。それを当然とする教師。
3 「今はがんばらせないんです!」と言って、努力を否定する教師。
4 学級崩壊に手を打たない担任。
5 隣の教室にいながら、荒れたクラスの担任にアドバイスしない他学年の担任。
ほんとに、よく描いています。
私たちがいじめ相談、あるいは学校の先生方とお会いして聞いたり、見たりしたことがドラマを通して生で見ているような気分です。
随分、丁寧な取材を重ね、実際の現場にいる教師がアドバイスしているのでしょう。
このドラマを見て、現在の学校をドラマの中で表現していただきたいと思いまして、
フジテレビの視聴者窓口に電話をしてみました。
1 絶対評価の下で、親、保護者が子供の学力を把握できない。
つまり、塾に行かないと学力がわからないということが起きている。
2 子供らを「指導してはいけない。支援しなさい」という考えが教師に浸透しているため、教師が子供を叱らない。
3 「道徳」の時間では、モラルジレンマという教育方法が行われており、教師が善悪の物差しを示すことを放棄している。
4 行き過ぎたジェンダーフリー教育、性教育が実際に行われている。
以上のようなことをお願いしました。
いじめ相談を受けている中で、いじめが起きている背景には、正しい価値観や人生観という大切なものが、子供たちへの学校教育から廃棄されてしまったことがあるのでは、と感じています。
「人としての生きる道」、つまり、当然のことが当然に教えられ、実践される教育界になっていただきたいと思います。
これが教育再生という意味ではないでしょうか。
いじめから子供を守ろう! ネットワーク代表・井澤一明
☆2010年11月24日☆
[ いじめから子供を守ろう! メールマガジン ]
★いじまもWISDOM No.67★
今週は、「いじめ(I)の空気(K)を読む(Y)トレーニング:IKYトレーニングを実施しよう!」と題してお届けします。o(^_^)o
■□IKYトレーニング■□
最近、群馬県桐生市の小6女子や千葉県市川市の中2男子の自殺事件が発生し、いじめとの関連性があらためて世の中で取りざたされています。
ところが最近の事例では、アンケート調査でいじめられている状況が申告されていながら、「いじめの事実は認められるものの、自殺との因果関係は必ずしも特定できない」などという学校関係者の発言が飛び出し、当事者の家族が憤りを感じる場面が出ています。
なぜ、このようにはっきりと関連性を率直に認める発言が出てこないのでしょうか。この「いじめ」と「自殺」の因果関係をどう把握するか、これがいま全国の学校現場に求められています。
さて、一般企業社会における労働安全衛生の分野では、よく「KYトレーニング」と呼ばれているものがあります。これは危険(K)予知(Y)訓練(トレーニング)と呼ばれているものです。
まさに「KY」、その場の雰囲気を読む作業も入っています。多くの人が自覚していないものの、労働災害が発生しそうなその場の環境条件である不安全状態、不安全行動を探し出し、労働災害が起きる前に予防する活動です。職場の同僚との間で徹底した過去の類似事例の研究が基本にあります。
これをいじめ問題の解決に応用できないでしょうか。「いじめ(I)の空気(K)を読む(Y)トレーニング:IKYトレーニング」の実施、これが今回の提案です。
何か客観的な、誰の目にもわかる因果関係があることがわかっているなら、教師も解決できるわけですし、それこそ当番制で休み時間に父兄がしっかりと教室の中や校内を見回りする必要もないはずです。
心ある教師のみなさんはすでに感じ取っていただいていると思いますが、現象として見えるもの以外に「子供たちの心の動きをどう掴むか」これに敏感になることが求められます。まさに形になって現れてくる前の前兆があるはずです。
これは日々子供たちに接している教師の役目ではあるものの、子供たちに感情移入している教師は、冷静に状況を分析できるでしょうか。
だって教室内の全体の雰囲気が「いじめる側の雰囲気」なってしまっていたら、何ら罪悪感を持たずに人をいじめられる土壌が、いったん空気のように教室内に出来てしまっていたら、それを掴む事は教師でもほとんど無理でしょう。
先生に気づかれるようないじめは現代のいじめではないかもしれず、教室内ではある一人を除いてすべてがうまくいっているわけですから・・・
だからこそ「いま、いじめられている」と自己申告する子供が出てきたら、その段階で「いじめがあった」と確定すべきでしょう。目に見える状況として出てきたら末期症状と言えるかもしれないのです。
確実に「いじめられている一人の子供」を特定するための「いじめ(I)の空気(K)を読む(Y):IKYトレーニング」そんなものが必要な時代ですね。
そしていじめられている実態を早期につかんだら、その子供が自殺という最後の選択をするまえの心のケアに全力を払うべきです。同じ学年の教師間や学校・教頭、家族との情報共有は必須でしょう。ここで「臭いものにはふた」的な、不都合な問題は隠そうという自己保身の思いが出てくるなら言語道断です。
とにかくいじめ防止に向けた具体策は、もう何回となくこのメルマガでお伝えしています。学校単位での勉強会に仕えるソフトも揃えてありますので、どうかお気軽にお問い合わせください。「教室内のいじめの空気支配に負けない」教師の自覚がいま問われています。
担当 とみやま よしお
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