心の指針ルーレット



【信仰を立てる】

宗教は伝道に方便を使うものだ。
誰だって自分に現世利益があればうれいし、
自分が名のある偉大な光の天使であればうれしい。

ただ、これだけでは、
ちまたの新宗教との違いはあまりなかろう。
自分への利益や
甘いささやきだけで、
信じたものは、
砂の城の如く、
大きな波をうけて崩れていく。

もう一段の脱皮がほしいのだ。
信仰とは、
雨の日も、
風の日も、
雪の日も、
嵐の日も、
灼熱の日も、
揺らがないものであるのだ。

たとえ、
この世的利害を失ったり、
愛する者を見失ったり、
自分自身に不幸が
臨んだとしても、
強くあってほしい。

勇気と、気概と、不動心を貫いてほしい。

(心の指針119)

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