心の指針ルーレット



【信仰者のなぐさめ】

信仰者であることが、
この世ではとても不利に働く時がある。
まともに怒りをぶつけられることもある。

平和を求めているのに、
危機を警告すると、
好戦論者と思われることもある。

他方、
好戦的な国を批判すると、
自らの過去を反省しない者と決めつけられることもある。

信仰を捨てないと、
就職も結婚も、
拒絶されることもある。

しかし、この世の「常識」に屈した悔しさは、
後になるほどつらさが増してくる。

「霊言」を詐欺だと決めつける「識者」もいる。
「神」や「仏」を持ち出すと、
「バカバカしい」と言ってのける「友人」もいる。

信仰者は純粋であればあるほど、
人間関係が行き詰まり、
悩みの渦中に孤立することもある。

だが、
絶望するのはまだ早い。
信じる人々は毎年確実に増え続けている。
それも全世界にだ。

三十年余り前、
私の信者など一人もいなかったのだ。
いまは全世界から巡礼がやってくる。

一本のローソクの光は弱いが、
そこから万の炎を移すことも可能なのだ。
闇夜を照らす一本の光であることを誇らしく思おう。

(心の指針143)

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